おとーちゃんは理学療法士。
よく、医学系論文を読んで勉強する日常があります。
そこでふと目にした、とある医学文献。
「成人期における身体活動の推移とその蓄積が、死亡率にどう関係するか」を調べた論文。
小難しい言葉がならぶページをめくりながら、
おとーちゃんの胸の中には、ただひとつの思いがありました。
「おかーちゃんと、長女ちゃんと、次女ちゃん。この小さな家族を、できるだけ長く、元気に守りたい」
そして思ったのです。
家族の未来のために、自分の健康をちゃんと考えなくちゃいけないなと。
歩くこと、動くことの大切さ
この研究によると、身体活動のレベルが高い人ほど、全体的な死亡率も、心臓病の死亡率も、明らかに低かったそうです。
特に「時間をかけて、少しずつでも身体を動かす習慣を積み重ねた人」は、そうでない人に比べて、20〜40%も死亡のリスクが下がるんだとか。
「おとーちゃん、あした公園行こうよ!走ろうよ!」
ってよく長女ちゃんに言われます。
そんな長女ちゃんのひと言が、もしかしたら健康への第一歩なのかもしれません。
減る運動量、増えるリスク
一方で、年を重ねるにつれて運動量が減ってしまう人たちは、リスクが逆に高まっていくそうです。
「まあ、疲れたし今日はいいか…」
そんな積み重ねが、未来の自分に跳ね返ってくるんですね。
特に心臓病については、活動量が減るとリスクがぐんと高まる。
「体を動かすこと」って、ほんとうに命に関わるんだなあ…と、
改めて思い知らされました。
家族のために、おとーちゃんができること
この文献を読んで、おとーちゃんは決めました。
「まずは、自分の身体を動かすことから始めよう」
と。
朝、みんなが寝ている時間に少しストレッチをする。
ちょっとした買い物を車から徒歩にしてみる。
週末は、家族で外に出て、体を動かす時間をつくる。
おとーちゃんが健康でいれば、おかーちゃんもきっと安心して笑ってくれる。
長女ちゃんも次女ちゃんも、元気なおとーちゃんと遊べる。
「ねえねえ、また一緒に走ろうよ!」
そんな声に、ずっと応えられるおとーちゃんでいたいのです。
小さな習慣が、未来を変える
この論文の中で、とても印象的な言葉がありました。
「身体活動は、一度の測定では見えない価値を持っている」
つまり、継続が大事だということ。
健康は、特別なことじゃなくて、毎日の「ちょっとした選択」の積み重ねで守られるんですね。
階段を使うか、エスカレーターにするか。
休みの日に寝るか、子どもと外で遊ぶか。
おとーちゃんの選ぶ道が、家族の未来を明るくしてくれる。
「おとーちゃん、ながいきしてね」
そう言ってくれるおかーちゃん・子どもたちの笑顔を、ずっと守りたいのです。
未来のための一歩を今日から
文献は、科学の言葉で教えてくれました。
でも、その奥にあるメッセージは、とてもシンプルです。
「大切な人を守るために、今を大事にしよう」
おとーちゃんが毎日を大切にすることで、我が家の明日が少しずつ、明るくなっていく。
今日もまた、歩き出します。
家族と過ごす、かけがえのない時間を守るために。