おとーちゃんです。
今日は「消費税廃止」について、ちょっと意外な視点から考えてみようと思います。
消費税って、実は税収の中でとても大きなウェイトを占めているんですよね。
それでも「廃止したらいいじゃん」と言いたくなるけど、意外とおとーちゃんは反対派。
今日は、我が家の日常の言葉も交えながら、消費税の仕組みととらえ方について書いてみます。
参院選の結果は?どんなメッセージが?
与党(自民・公明)は参院で過半数割れ、少数与党となりました。
参政党が比例代表で支持を伸ばし、得票率12.55%で15議席に躍進。
それに対して自民党は得票率約32%で52議席、公明党8議席に留まりました。
選挙の争点のひとつに消費税減税・廃止問題があり、多くの野党が減税を主張していましたね。
一方で与党は「消費減税」を封印。
これが選挙での大敗因のひとつとエコノミストも指摘しています。
こうして見ると、消費税は争点になりながらも、与党が掲げなかったことで票が伸び悩み、結果的に信頼の低下にもつながったようです。
税収構成:消費税ってどれくらい?
調べると、日本の税収構成はこんな感じですらしいです。
- 消費税(間接税):第1位、約32%前後の税収を占めています。
- 所得税(個人所得税):第2位、約22兆円規模。
- 法人税:第3位、約13~15兆円程度。
- またOECD統計では、消費税を含む間接税全体が全税収の約21%という数字もあります DLRI+1ねとらぼ+1。
つまり、消費税は税収の中で最大級の存在のようです。
消費税の「公平」な面って?
おとーちゃん的に考えると、消費税にはこんな特徴があると思います。
- 働いている世代に限らず、子どもから高齢者、外国人や犯罪者に至るまで、商品やサービスを買う人すべてから徴収される。
- 所得税や社会保険料と違って、所得格差に関わらず広く公平に集められる税という見方もできる。
もちろん、低所得世帯ほど負担が重くなる逆進性も指摘されますが、その「幅」は所得層によってそれほど違わないという分析もあります。
それでもなぜ「廃止には反対」が多いのか?
消費税廃止にはこんな懸念がありますと思っています。
- 税収不足:消費税がなくなると、国や自治体の基礎的な財源(≒年金・医療・介護など社会保障)が揺らぐ可能性がある。
- 代替税の問題:所得税や法人税を上げてカバーしようとすると、働く世代や企業への負担増になり、社会的な反発を招く恐れがある。
- 公平性の均衡:消費税を廃止して直接税のみになると、低所得層よりも高所得層に負担が偏る恐れがある(所得税の脱税って意外と多いようです・・・)。
「所得税はズルする人に優しく、正直に働く人こそ割を食う。けれど消費税は不正をしにくい対象から公平に集められている、という指摘もあるようです。
たしかに、所得税や法人税は申告ベース。
不正や脱税の余地があります。
でも消費税なら、買い物の支払い時点で確実に徴収される。
この透明性と全員対象という仕組みこそ、公平性の根拠になるのですね。
まとめ
- 消費税は税収全体のトップクラスを占め、所得税以上であることも多い。
- 消費税は不正をする人にも漏らさず広く徴収できる公平な税。幅広い層から公平に徴収される点では、システムとしての公平性がある。
- 所得税や法人税は申告や免税の余地があり、それによって正直に働く人が不利になる構造も。
消費税のあり方を考えるとき、単に「税率を下げろ」ではなく、その背後にある財源や公平さ、代替案まで見据えることが大切かもしれません。
家族の未来を考える税金の話
おとーちゃんとしては、消費税の「広く薄く集める」構造を活かしつつ、低所得層向けの給付付き控除などで逆進性を緩和するような制度が望ましいと思います。
我が家でも、長女ちゃんや次女ちゃんが大きくなったときに、
「税って普段目に見えないけれど、こうやってみんなで支えているんだな」と感じられる社会であってほしいですね。
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