今年のお盆は、いろいろと予定が重なってしまい、我が家は田舎のおとーちゃんの実家に帰ることができませんでした。
ようやく少し落ち着いたので、
「今からでも帰ろう」
と決めて、少し遅めのお盆帰省となりました。
久しぶりのじいじばあばに会えることに、長女ちゃんは朝からわくわく。
おかーちゃんも
「実家のご飯、楽しみだなあ」
とにっこり。
それぞれに楽しみを胸に、出発しました。
車の中のハプニング
高速道路を走りながら、田舎の景色を想像していたそのとき。
隣でチャイルドシートに座っていた次女ちゃんの顔が、いつもより赤いような気がしました。
「なんだか熱いな…」
とおかーちゃんが手を当てると、いやな予感。
急いで体温計を取り出すと、まさかの39.5℃。
「えっ…!?」
と二人で顔を見合わせました。
ついこの前も発熱していたので、万が一を考えておかーちゃんが体温計と坐薬を持ってきてくれていたのは、まさにファインプレー。
さすがおかーちゃんです。
「こういうときのために、ね」
と冷静に準備していた姿に、心底感謝しました。
小さなからだの大きなサイン
次女ちゃんは、ぐずぐず泣いたり、力なくおとなしくなったり。
まだ言葉で「しんどい」と伝えられない分、その仕草が余計に心配になります。
チャイルドシートからこちらに手を伸ばしてきたり、時折笑顔を見せたり。
その小さな体で、懸命にがんばっているんだなあと思うと胸がぎゅっとしました。
長女ちゃんは横で心配そうにのぞきこみながら、
「次女ちゃん、だいじょうぶかなあ」
と小さな声でつぶやいていました。
お姉ちゃんらしい優しさがあふれて、なんともいとおしい瞬間でした。
翌日の安堵
幸いなことに、次女ちゃんは次の日には熱が下がりました。
まだ無理はできないので、予定をぎゅうぎゅうに詰めず、のんびり過ごすことに。
じいじばあばも
「よく来たねえ」
「ゆっくりしていきなさい」
とあたたかく迎えてくれて、我が家もほっと一息。
おかーちゃんのお楽しみだった実家のご飯も、美味しくいただけました。
長女ちゃんはじいじばあばにいっぱい遊んでもらって、にこにこ。
みんなの笑顔に救われた帰省でした。
家族旅行の教訓
今回の発熱ハプニングは、我が家にとっていい学びにもなりました。
子どもとのお出かけでは、体温計や薬などの「ちょっとした準備」が、安心をもたらしてくれるんだと実感。
そして、無理をしないで過ごすことがいちばん大事なんだなと、改めて思いました。
次女ちゃんの元気な笑顔を見ながら、我が家らしく、ゆったりしたペースで過ごしていこうと思います。