長女ちゃんがとびひになったことで、我が家も初めてこの病気と向き合うことになりました。
名前は聞いたことがあっても、「どんな病気なのか」「どう対応すればいいのか」「保育園は休ませるべきか?」など、いざという時に迷うことばかり。
今回は、我が家の経験と、医師から受けたアドバイスをもとに、「とびひ」の基本から家庭でできる対策まで、わかりやすくまとめてみました。
とびひとは?原因と症状
とびひ(伝染性膿痂疹)は、細菌によって皮膚に感染を起こす病気で、主に夏場に多く見られます。
【主な原因菌】
- 黄色ブドウ球菌
- 溶血性連鎖球菌(いわゆる「溶連菌」)
これらの菌が、虫刺されやすり傷などの皮膚トラブルをきっかけに、傷口から侵入し、感染を広げていきます。
【症状】
- かゆみのある赤い発疹
- 水ぶくれや膿をもった発疹
- かき壊すと周囲にどんどん広がる(ここから「とびひ」と呼ばれる)
- 発熱はまれだが、まれに全身症状が出ることも
長女ちゃんも、最初はほんの小さな傷でしたが、少し膿が出ていたようで、そこから感染が広がったと考えられました。
診断と治療について
とびひは、見た目の症状だけで判断されることが多く、医師による診察で確定します。
【治療法】
- 抗菌薬の塗り薬(外用薬)
- 広がっている場合は、飲み薬(内服抗生剤)も処方されることがあります
- 患部は清潔に保ち、爪を短く切ることが重要
我が家の場合も、皮膚科で診てもらい、「軽度のとびひ」と診断。
塗り薬と清潔ケアで数日で改善しました。
登園・登校の判断基準
とびひは感染症ですが、厚生労働省の「学校感染症」の一覧には含まれていないため、登園・登校の可否は園や学校ごとの判断になります。
【長女ちゃんの保育園での基準】
- 治療開始後、発疹が乾いている、または乾いていない部分が覆える程度であれば登園可能
- かさぶたが乾いていない場合は、感染力があるためお休みが望ましい
いずれにせよ、医師と園に相談しながら、無理のない登園判断が必要ですね。
家庭での感染予防とケア
とびひは家庭内で感染する可能性があるため、特に小さな兄弟姉妹がいる場合は注意が必要です。
【家庭での予防策】
- 患部に触れさせない(包帯やガーゼで覆う)
- タオル、寝具、衣類は共用しない
- こまめに手洗い、爪切りを行う
- 入浴は最後に。シャワーが基本で、タオルは個別に
次女ちゃんはまだ赤ちゃん。
無意識にお姉ちゃんの顔を触ってしまうため、お風呂や寝る時は別にして、なるべく接触しないよう工夫しました。
最後に
「とびひ」は子どもたちにとって身近な皮膚トラブルですが、早期発見と正しい対応ができれば、重症化せずに済む病気です。
おとーちゃんとしては、今回の経験を通して「子どものちょっとした変化にも気づける目」をもっと養っていかねばと、あらためて感じました。
小さなかゆみや赤みも、子どもたちにとっては大きなサイン。
これからも、家族みんなで声をかけ合いながら、健康に過ごせるよう気をつけていきたいと思います。
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