保育園が始まった頃から、長女ちゃんの朝は涙で始まることが多かったです。
「おとーちゃん行かないで〜!」
「おかーちゃんもいっしょがいい〜!」
そんな声を聞くたびに、胸がキュッとなりました。
保育園が特別に嫌いというわけではない様子。
でも、やっぱり家族と一緒が一番安心するのでしょう。
我が家の甘えん坊長女ちゃんにとって、朝の別れはとても大きな壁だったのです。
最近の変化にびっくり
そんな長女ちゃんが、最近ちょっと変わってきました。
朝、泣かずに
「タッチ!チュー!バイバーイ」
と笑顔でおかーちゃんに手を振って登園していくのです。
あれ?あの涙の長女ちゃんはどこへいったの?
おかーちゃんはびっくりした顔で、でもうれしそうにその様子を教えてくれました。
どうやら、担任の先生とのある“お約束”がきっかけだったようです。
「泣かずにママとニコニコタッチができたら、ものすごく褒めてあげる!!」
その一言が、長女ちゃんの背中を押してくれたのでした。
久しぶりのおとーちゃん登園日
そして先日、久しぶりにおとーちゃんが登園を担当しました。
少し寂しそうな長女ちゃんの表情。
「大丈夫かな……また泣いちゃうかな……」
そんな思いがよぎる中、先生がそっと見守ってくれていました。
でも、なんだかこのままじゃ泣いちゃいそうな雰囲気。
そこで、おとーちゃんもちょっと作戦を考えました。
「このまま元気にタッチして保育園に行けたら、少しだけ早くお迎えに来てあげる!」
すると長女ちゃん、パッと顔が明るくなって、
「やったー!!タッチ!チュー!バイバーイ」
と笑顔でお友達のところへ向かっていきました。
その背中が、ほんの少しだけお姉さんに見えました。
先生、ありがとう
家族と離れるのが苦手な長女ちゃん。
親としては、保育園が嫌いにならないでいてほしい。
でも無理に強がらせるのも違う。
そんな気持ちを汲み取ってくれて、優しく寄り添ってくださる先生には、本当に感謝しています。
「泣かないで登園できたら褒めてあげる」
その言葉が、どれだけの勇気を長女ちゃんにくれたか。
そして、その一歩を見逃さずに褒めてくれる大人がいることの大切さ。
子どもにとっても、親にとっても、救われるひとことでした。
ちいさな一歩を、みんなで喜ぼう
長女ちゃんの涙がなくなった朝は、家族みんなにとってのごほうびです。
もちろん、明日また泣いちゃうかもしれない。
でも、それでもいいのです。
大切なのは、がんばってみようとする気持ち。
そのちいさな一歩を、家族と先生とで、これからも一緒に見守っていきたいなと思います。
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