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記録的な少子化の波と、ちいさな優しさが育てる明日

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社会
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おとーちゃん、朝のニュースを見ながら深いため息をついた。

「また減ったのか……」

2024年、日本の出生数が史上最少を更新したという報道。

年間686,061人。 我が家の次女ちゃんもその一人として生まれた大切な命だけれど、それでもこの数の少なさには胸が締めつけられる。

「これ、静かな非常事態って政府が言ってたよ」

と、おかーちゃんがポツリ。

たしかに、耳を澄ますと、子どもたちの声が響く公園も、どこか以前より静かになった気がする。




 

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データで見る現実の厳しさ

2024年の出生数は前年より5.7%減少し、合計特殊出生率は1.15まで下がった。 

政府の統計によると、これは1899年の統計開始以来、最少記録だという。

しかも、これで16年連続の減少だ。

長女ちゃんは現在4歳。

保育園のクラスでも年々子どもの数が減っていて、今年の新入園児は例年の半分ほどだったと先生が話していた。

都市部でさえこうなのだから、地方の現状はさらに深刻だろう。

結婚も出産も「贅沢」になりつつある。

生活、仕事、保育のバランスをとるのが、正直言って本当にしんどい。




 

それでも、誰かの優しさが心を救う

そんな重たい気持ちでスマホを眺めていたら、目に飛び込んできたのは、ちょっと涙腺にくるニュースだった。

レストランで食事中の新米ママさんが、赤ちゃんを抱いたままお皿を持てず困っていたところ、店員さんがそっと「抱っこしましょうか?」と声をかけてくれたという話。

TikTokで話題になって、たくさんの共感コメントが寄せられていた。

「これぞ日本のおもてなしだ」
「赤ちゃん連れには神対応」

そんな声が並んでいたけど、おとーちゃんは思った。

これは“もてなし”というより、“ひとりの親としての支え”じゃないか、と。

育児の現場は、いつだって予想外の連続だ。

ごはんを食べたい。

でも泣いている。

オムツを替えたい。

でも手がふさがってる。

そんな時、見知らぬ誰かの「大丈夫ですか?」の一言が、どれほど心を軽くするか。




 

我が家のちいさな希望たち

次女ちゃんは今、0歳10か月。

つたい歩きが板についてきて、あっちへヨチヨチ、こっちへヨチヨチ。

笑うと、ほっぺがぽよんと動く。

長女ちゃんは、

「ねえ、おとーちゃん、次女ちゃんが笑ってる!」

と喜んで報告してくれる。

その声に、おとーちゃんの心もふわりと浮く。

ニュースで知る現実は重たい。

でも、目の前にある命は、こんなにも軽やかであたたかい。

「少子化」は国家の問題かもしれない。

だけど、おとーちゃんにとっては、この子たちの未来の問題だ。

だから、できることをやろうと思う。 優しさを渡す側でありたいと思う。




 

未来をつくるのは、日々の一言かもしれない

「大丈夫?」

の一言。

「手伝おうか?」

のしぐさ。

それだけで救われる親がいる。

それだけで笑える子どもがいる。

我が家の育児も、毎日が戦いだ。

でも、ふと手を差し伸べられると、また踏ん張れる。

政策は時間がかかる。

けれど、隣にいる誰かのやさしさは、今この瞬間にも届けられる。

おとーちゃん、今日も誰かの味方でいようと思う。

そして願う。 この国が、子どもたちにとってやさしい場所でありますように。




 

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