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石破総理、辞任表明の日に考えた「実績」と言葉の重さ。我が家の食卓で交わした小さな政治談義。

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社会
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2025年9月7日、石破茂総理が辞任を表明しました。

選挙での大敗や党内の求心力低下が背景にあり、今後は自民党総裁選が焦点との報道です。

翌8日には市場が上昇し、次の政権運営への期待と不安が交錯しています。

我が家でも晩ごはんの焼き魚をつつきながら、ニュースを見つめました。

テレビの前で、長女ちゃんが首をかしげてこう言いました。

「なんで“やめます”っていうの?」

おとーちゃんは深呼吸して、できるだけやさしい言葉で説明をはじめました。




 

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石破総理の辞任、その事実関係をまず整える

報道各社は、7日の会見・表明で辞任の意向が示されたこと、背景に7月の選挙での歴史的敗北や物価高への不満、党内の圧力があると伝えています。

また、在任中に米国との通商交渉をまとめたあとに身を引く判断をしたとの分析も出ています。 

金融市場は一時的に好感し、TOPIXが上昇したと報じられました。

事実としてはここまで。

感情をのせる前に、まずは「何が起きたか」を静かに置いておきます。




 

「実績」は何だったのか

官邸サイトの「主要政策」では、防災・減災と国土強靱化、経済安全保障、外交・安全保障の強化、物価高対策などが掲げられていました。

自民党のまとめでは、

来年度予算や重要法案の成立

  • 米価格高騰対策
  • 高校授業料無償化の拡充
  • 税制の「103万円の壁」見直し

などが実績として整理されています。 

これらは与党の自己評価ではありますが、政策の「骨」としては確認できる。

一方で、選挙結果が物語るように、生活実感としての評価は厳しかった

賃上げや物価、家計の圧迫。

我が家の食卓でも、それは日々の買い物袋の重さと値札に現れていました。

「この海苔、前よりちょっと高いよね」

とおかーちゃん。

おとーちゃんは

「うん、でも次の月給で長女ちゃんのピザも……」と言いかけて、財布の小銭をそっと握り直すのである。




 

就任前と後の「言葉」の差分を見る

就任前の石破氏は「説明責任」や「丁寧な議論」を強調する発信が多く、与野党協議や合意形成を重んじる姿勢が注目されました。

就任後は、物価・賃上げ・安全保障・防災へと優先順位を絞り、対外的には日米関係の安定化と通商の成果を前面に。

しかし、選挙敗北後のメッセージは「責任を取る」という一点に収斂。

この変化は、理想から運営、そして退陣の説明へと、言葉の重心が移ったことを示します。

政治家の言葉は、詩ではなく、予算と法案と投票行動に結ばれて初めて現実になる。

そこが難しく、そして残酷でもある。




 

「まとも」だったのか?――判定を急がず、確証を積む

おとーちゃんは、今は「白黒即断は危うい」と思っています。

理由は三つ。

第一に、短期政権であり、政策のラグ(効果が出るまでの時間)が十分に経っていない。

第二に、自己評価(与党公表)と市場・選挙結果(外部評価)が乖離しており、評価軸の取り方次第で結論が変わる。

第三に、通商合意など外交面の成果は、国内の物価や実質賃金に波及するまで検証が必要

「まとも/まともでない」という強い言葉より、

①何を約束し、
②どこまで実行し、
③結果がどう出たか、

この三点を時系列で評価するのが親として子に伝えたい“確証の積み方”です。




 

子どもに伝える政治の難しさ

長女ちゃんが言います。

「きょうは“やめます”のひだったの?」

おとーちゃんは答えます。

「うん。がんばったけど、上手くいかなかったところもあって、次の人にバトンを渡すって決めた日だよ」

おかーちゃんが笑って、でも少しまじめな顔で言いました。

「バトンは渡す人も受け取る人も、走り続けないとね」

次女ちゃんは、ぱちぱちと手をたたいて笑います。

その小さな拍手は、ニュースの騒がしさを一瞬やわらげてくれる。




 

次の一歩に向けて、我が家が覚えておきたいこと

これから総裁選・後継選びが進み、政策の継続と修正が議題になります。

我が家としては、物価と賃上げ、子育て支援、防災投資という「生活直結」の指標で次の政権を見ていくつもりです。

ニュースは洪水のように流れていくけれど、食卓に届くのは水滴ひとつ分の影響。

その一滴を子どもの目線で測りながら、投票所へ足を運ぶ準備をする。

「だれがやっても同じ」ではなく、「どの約束が、いつ、どう届くのか」を、長女ちゃんにも少しずつ伝えていきたい。

石破総理の辞任は、うまくいかなかった点の“終わり”であり、次の政策検証の“はじまり”。

親としては、確証を急がず、記録し、比べ、問い直す癖を持ち続けます。




 

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