忙しい夜のルーティン
平日の夜。
仕事を終えて我が家に帰ると、すぐに始まるのが“第二の勤務”です。
まずは娘たちをお風呂に入れて、しっかり温まったら一緒にご飯を食べて。
そのあとは食器を洗って、洗濯機をまわして、干して、寝かしつけ。
この一連の流れ、実は仕事のある日も、仕事が休みの日も変わらないのです。
お休みの日だって、夕方になればやることは同じ。
むしろ時間に余裕があるぶん、長女ちゃんと遊ぶ時間が増えます。
「ねえおとーちゃん!今日は闘いごっこしようよ!」
「じゃあ今度はパズルの時間ね!おとーちゃん、手伝ってー!」
戦いごっこでは、おとーちゃんが悪役になるのがもはやお決まり。
その横では、次女ちゃんが
「あーうー」
と笑ったり、
「ふえぇぇ」
と泣きそうな顔をしたり。
抱っこして、あやして、ご機嫌をうかがう時間もまた、我が家の大切なルーティンです。
気づけば飲まない毎日
そんな生活が続くと、ふと気づくんです。
「あれ、最近お酒飲んでないな」
って。
以前は夜の一杯が小さな楽しみでした。
ビールをプシュッと開けて、ゆっくり味わいながらテレビを見る…そんな時間がたまらなかったのです。
でも今は、お風呂上がりの子どもたちがわちゃわちゃしている中で缶ビールを開ける気には、ちょっとなれません。
気がつけば、飲みかけの缶がぬるくなって、放置されていたこともありました。
そんなことが何度か続くうちに、
「まあ、いっか」
と、自然と飲まなくなっていました。
肝臓は元気になっている…はず?
お酒をやめたからといって、劇的に何かが変わったわけではありません。
でも、なんとなく朝の目覚めが良かったり、だるさが減ったような気がします。
「肝臓も喜んでるのかもなぁ」
なんて、勝手に想像してみたりして。
我ながら単純ですが、少しずつ健康になっているような気がして、それはそれで嬉しいものです。
ただ、まったく飲みたくなくなったわけではないんです。
「たまには、ゆっくり飲みたいなぁ」
と思う夜もあります。
家族が寝静まったあと、静かにグラスを傾ける時間…そんな夜も、恋しいものです。
次はいつ飲もうか
そんなわけで、今夜もお酒はおあずけ。
でも、決してつらいわけではありません。
我が家のにぎやかな夜が、おとーちゃんにとっての“至福の時間”であることに変わりはないのです。
とはいえ、そろそろ「おとーちゃんナイト」もやりたいところ。
おかーちゃんともゆっくり話せる時間は少ない…。
次の候補は…そう、次女ちゃんがちょっと早めに寝てくれて、長女ちゃんが
「もう眠い…寝る」
なんて言ってくれた日。
そんな奇跡が起きた夜には、こっそり冷蔵庫を開けて、久しぶりの一杯を楽しみたいと思います。
おかーちゃんも起きていれたら、話を聞いてあげたいなと。
その日が来るのを、静かに、ちょっぴりワクワクしながら待っている、おとーちゃんなのでした。
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