最近、寝かしつけのあとにこっそり観ていたYouTubeで、ひろゆきさんが語っていた「マシュマロ実験」の話が、なんだか胸にすっと入ってきました。
ひろゆきさんは、子どもの我慢力は“生まれつき”ではなく、“育てられた環境”によって大きく変わるんじゃないか、と語っていました。
たしかに我が家でも、長女ちゃんのふるまいを見ていると、成長とともに「待つこと」や「我慢すること」が少しずつ上手になってきているなあと感じる場面があります。
そしてそのそばには、まだ0歳の次女ちゃんがいて、何気なくその様子を見守ってくれています。
「マシュマロ実験」って、どんな実験?
簡単に言うと、目の前にマシュマロを一つ置いて、「今すぐ食べてもいいけど、15分待てばもう一個あげるよ」と子どもに伝える実験です。
この実験で我慢できた子は、将来的に学業成績がよかったり、社会的な成功を収める可能性が高かったというデータが出たそうです。
でも、ひろゆきさんが語っていたのは、もう少し深いところ。
「我慢して得をする」という経験がない子どもにとっては、マシュマロを“今すぐ食べる”のがむしろ正解なんです。
つまり、普段の生活で「待ったって、いいことなんてないじゃん」って思わされていたら、我慢しないのは当然のことなんですね。
だからこそ、「信じて待てば、ちゃんとごほうびがある」という信頼の積み重ねが大事だと感じました。
長女ちゃん、がまんできるかな?
ある日の午後。
長女ちゃんはみんなでカルタがしたいとのこと。
「おかーちゃんがミルクをあげ終わったら、一緒にやろうね。」
と伝えると、長女ちゃんは
「うん」
とうなずいて、少し距離を取って待ち始めました。
その横では、0歳の次女ちゃんがご機嫌にミルクを飲んでいます。
でも数分後、長女ちゃんが
「まだーーー?」
と待ちくたびれた様子。
思わずこちらを見るその目は、ちょっとだけ後ろめたさを含んでいて。
「待てたら、おやつ食べながらやろうとおもったんだけどなー。」
と声をかけると、長女ちゃんは
「あっ…」
と気づいたように手を引っ込めて、
「じゃあ、がんばってまつ!」
と言い直してくれました。
その横で、次女ちゃんはミルク片手にニコニコ。
未来の“マシュマロ挑戦者”として、今から見守ることを学んでいるのかもしれませんね。
小さな成功体験が「がまん力」を育てる
ひろゆきさんの言葉の通り、子どもが「信じていい」と思える環境にいることは、本当に大きなことだと思います。
子どもにとっての“がまん”は、ただの訓練じゃなくて、「信じた結果、ちゃんといいことがあった」という体験と結びついてこそ、意味のあるものになるのだと思います。
だから我が家では、ちょっとした約束でも必ず守るようにしています。
「あとで一緒に絵本を読もうね」と言ったら、必ず読む。
「寝る前に抱っこしてあげる」と言ったら、どんなに眠くてもやる。
その小さな積み重ねが、長女ちゃんの「信じていいんだ」という気持ちを支えている気がします。
がまんの先にある、あたたかなごほうび
マシュマロ実験は、単なるテストではなく、子どもが「信じて待てる世界」を生きているかを映す鏡のようなものかもしれません。
ひろゆきさんの話を聞きながら、「がまんできる子に育てたい」という願い以上に、「がまんする価値のある世界を見せたい」と思うようになりました。
これからも、おとーちゃんは、長女ちゃんに「待ててよかった!」と思える時間を、少しずつ作っていきたい。
そして、そんなお姉ちゃんを見て育つ次女ちゃんにも、同じように信頼の種をまいていきたいと思います。
「おとーちゃん、ちゃんと待ったよ」
そんな声を聞ける日々が、何よりのごほうびです。
コメント